初秋の縁(えにし)
2013年 09月 23日
今日は秋分の日。昼夜が等分に分かつ日。
そして、お彼岸の中日でもあります。
そんな季節にふさわしい場所へと私は誘(いざな)われたのです。
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ジオツアーで登った山の頂上には
赤く錆びた巻上機が!!
ここへ来る前に私の仲間が「幾春別もいいよ~。よく見て勉強しておいで」と言われていました。
ここだったのですね。
北炭のマークを掲げています。
若干小ぶりでは、ありますが保存状況は良い気がします。
現存する道内最古の立坑 北炭錦立坑櫓
入口に木が立ちはだかる巻上機室
巻上機室内部
奥の建物に目をやって、思わず、はっ・・としました
*
あれは いつのことだったろう
柔らかく苔むした四角いオブジェの向こうに
あれは いつのことだったろう
煤でかくれた素肌のような赤いレンガを
あれは いつのことだったろう
緑のドレスをまとった少女のようだと
誰かが切りとった風景を
憧れにも似た そんな気持ちで見つめた日は
北炭錦立坑発電室
今も時を止めたように変わらない姿で
あなたは佇んでいる
あの時から 私はここへ来る宿命だったのだろう
時を越えてまた この風景を切りとるために
Canon EOS Kiss X5
植物と一体化したその様は、何とも言えない寂しさと美しさですね。
巻き上室も発電室も中は、がらんどうですが、発電室の外観は自然と一体化して、凄く美しいです。
私にとって、感動的な瞬間でしたが
案内の方に危うくスルーされそうになり、慌てて引き止めて撮影しました。
もちろん解説もしてもらいました。
紅葉の季節になるとまた違った美しさが見られるのではないかと思います。
近代産業の遺構も時と共に自然に帰るのでしょうね。
全てをやさしく包み込む自然の力を感じました。
煉瓦造りの建物も素敵ですね、中に入って目を瞑ると
当時の喧騒が聞こえて来そうです。。。
こんばんは、になってしまいました。
廃墟も産業遺産もみんな時と共に自然に還っていきます。
まさにdaidaiiro0414さまが言うように「全てを優しく包み込む
自然の力」そのものですね。
その過程がなんだか美しいと・・・そう思うようになった昨今です。
がらんどうになっても在りし日をイメージできる
daidaiiro0414さまも、同じ素質がありそうですね!(  ̄▽ ̄)